2007年12月29日

沖縄の気になるニュース3題

またまたすっかり投稿に間が空いてしまいました。申し訳ありません。
きっと来年もこんなペースになってしまうような気がする……汗

最近の沖縄には教科書問題等あんまり明るくないニュースもありますが、ここでは明るいニュースを取りあげ、新年を気分よく迎えたいと思います。

まず最初はこの話題。
トルシエ総監督 契約5年/FC琉球~沖縄タイムス(2007.12.20)

びっくりでしたね。サッカー元日本代表監督のフィリップ・トルシエがFC琉球の総監督に就任って……
記者会見での、
「はいさい、トルシエやいびーん」
には爆笑しました。
いや~、かりゆしウエア着てうちなーぐち話すトルシエを見る日がこようとは……それだけでFC琉球グッジョブ! と言いたい(笑)。
けっこう短気なトルシエさんが、うちなんちゅーのてーげーさにキレたりせずどこまでついていけるか……と心配する人もいるようですが、逆にうちなーのてーげーさに染まって新境地を開いてくれると面白いんですがね。今後が注目です。

次はこれ。
伝説の生物「ヤマピカリャー」? 西表で目撃相次ぐ~琉球新報(2007.12.27)

謎多き西表島には、丸太のような大ウナギとか、イリオモテヤマネコとか不思議生物が多いのですが、この「ヤマピカリャー」というのもその一つ。「いるいる」といわれてはいるものの証拠がなく、ネッシーやツチノコのようなUMA(未確認動物)の一種とされてるのですが……
島根大学の教授が目撃した、となるとにわかに信憑性をおびてきますね。イリオモテヤマネコより身体が大きくて、台湾などに生息するウンピョウに似てるそうです。今頃どこかのTV局あたりがスクープ狙って潜入してるかも。

そして3つめがこれ。
石垣-波照間路線 きょうから就航~琉球新報(2007.12.28)

以前「波照間~石垣間航空路線の存続にご協力を」にも書いた通り、長らく石垣島と波照間島を結ぶ大事な足として活躍してきたRAC石垣波照間線が11月に廃止となってしまいましたが、その後を引き継ぐ形でエアードルフィン社が不定期乗り合い方式(予約がなければ飛ばない)で運航するそうです。機材もRACが使っていた9人乗りのアイランダーを買い取ってそのまま使うとか。よかったですね。  
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2007年05月30日

6月1日は「かりゆしウェア」の日


6月1日は「かりゆしウェアの日」 「広める会」設立へ ― 琉球新報2007.5.30

日差しも強くなってきて、だんだん夏の気配がしてきました。このところ首都圏は肌寒い日が続いているけど、沖縄は梅雨明けも近づいてきましたし、今年の夏はまた暑そう、という噂もきこえてきます。

「クールビズ」という言葉も定着し、沖縄ファンにとっては毎年発表される新作かりゆしウェアがちょっぴり楽しみだったりもします。

そんな中、6月1日に東京の三越日本橋本店で「かりゆしウェアを世界に広める会」を設立し、その日を「かりゆしウェアの日」として制定するんだとか。安倍首相もその日は全閣僚に、かりゆしウェア着用で閣議に出席するよう通達しているそうです。赤かりゆしウェア

いやー、わたしも2年ほど前に「今もどんどん沈んでいくモルジブ諸島などのことを考えたら、礼を失するとか言ってる場合じゃない。夏の日本にはスーツ姿ってそもそも不向きな服装なのだから、いっそ沖縄みたいにかりゆしウェアで閣議やればいい」と発言したのだけど、ようやく実現ですかぁ……青かりゆしウェア

この日は沖縄でも記念販売会が開かれるそうですが、わしたショップでもかりゆしウェアの特別セールとかやってくれないですかね。
(唯)
  
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2007年03月18日

波照間~石垣間航空路線の存続にご協力を

RAC石垣波照間線が来年11月に休止へ~八重山毎日新聞 (2006-12-19)

沖縄ファンクラブの会員で、3年前波照間島に移住したKさんから、石垣波照間航空路線廃止阻止運動への協力依頼のお便りが、事務局宛てに届きました。事務局では会合のおりに、会員のみなさんに署名運動をお願いしています。今度の「お花見の宴」でもたぶん署名をお願いすると思うので、ご協力ください。

わたしは波照間島に行く時はいつも日に三便の高速船を使っています。空路は一日一便しかないし、どうしても船便よりお値段が張るもので……
でも、島民にとってはなくなると困るものなのです。
波照間島息の高速船は、荒波に揉まれることの多い大変な航路。幸いわたしは船に強いので大丈夫だけど、健康な人でも船酔い対策が必要なぐらいですから、体の弱い人、お年寄り、病人にとってはかなり辛い。実際昔は妊婦さんが乗って流産したなんて話もあるくらいですから……

もちろん急病人が出れば、以前テレビ番組「瑠璃の島」でもやっていたように、海上保安庁がヘリコプターで石垣島まで搬送してくれますが、これはあくまで緊急の場合。飛行機がなくなる、というのは、観光客にとって多少高価ではあるが眺めのいいゴージャスな交通手段がなくなる、というだけでは済まない。弱者に負担を強いることにもなるのです。

船を交通手段にできないお年寄りにとっては飛行機だけが頼り。Kさんによれば、強風や悪天候で飛行機が飛ばず、運行再開しても満席で乗れずに毎日大荷物抱えて空港でキャンセル待ちしたり、何位置も帰れずに石垣の親戚の家に泊まったり、離島の人向けに値引きしてくれる民宿に泊まったり、いろいろ苦労されているようです。

確かに「満席でも赤字の路線」ということでは、企業の論理では廃止やむなしとなってしまうでしょう。現在でも赤字の半分を沖縄県と竹富町が負担するということで、一度は廃止されかかったところをなんとかもたせてきたということですから……
なにかいい方法はないんでしょうかねぇ。
(唯)
  
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2006年12月19日

美ら海水族館



美ら海水族館入館者が1000万人突破 (2006.11.12 琉球新報)

沖縄の美ら海水族館の会館以来の入館者数が一千万人を突破しました……って、これ先月のニュースなんです。スミマセン今頃。
一千万人を突破した日が11月11日なんですね。偶然とはいえ面白いものです。

ファンクラブのメンバーの中にも、美ら海水族館に行った人はたくさんいるはず。少なくともほとんどの人が、まだ行ったことがなくともいつかは行きたい、と思っているでしょう。
わたしもおととし行きました。よかったですよ~。やはり大水槽を悠々と泳ぐマンタやジンベイザメの姿は圧巻です。これを見ながら、脇に設けられたカフェで食べた黒糖かき氷の美味しかったこと……

以来、会う人ごとに「美ら海水族館はいいよ~」と宣伝して回ってます。また行きたいなぁ。

(唯)


さて、昨年10月にスタートして二度目の年越しを迎えるこのブログですが、特に最近更新が滞ってます。汗
言い訳するわけじゃないんですが、ブログ編集部のメンバーがみんな揃って忙しくなってしまい……(言い訳だな、こりゃ)
来年はもう少し頻繁に更新できるよう頑張りたいと思います、ハイ。

……っていうか、誰か手伝ってくれませんか~?  
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2006年09月05日

さとうきびパワーの未来


(写真は波照間島のサトウキビ畑)

環境省105億円要求 バイオエタノール事業推進へ(沖縄タイムス2006/8/30)

最近砂糖が値上がりしてるって、知ってました?
最大の原因は、原油価格が上がったため、世界最大の砂糖の生産国ブラジルが、サトウキビを自動車燃料のエタノール生産に回してしまい、世界的に砂糖が品薄になってしまったから……なのだそうです。
ブラジルでは、エタノールはなんとガソリンの半額とか。そりゃあエタノールの需要が伸びるわけですよね。

砂糖が不足してきたもうひとつの隠れた理由は、最近中国がリッチになって、お菓子の需要が増えたから……だとか。へー。

ともかく、家庭で使う砂糖はたかがしれてるとしても、お菓子屋さんにとっては死活問題。やむを得ず値上げ、という苦渋の決断を下したところもあるそうです。

実際問題、石油はいつまでもあるものじゃないし、代替燃料の開発はどうしたって必要、というわけで、環境省は経済産業省・農林水産省と共同で、「バイオエタノール・アイランド」構想を立ち上げました。

この「バイオエタノール・アイランド」の候補は宮古島。島のサトウキビからエタノールを作って、島内で使うガソリンをすべてエタノール混合タイプに転換することを目指すとか。

うまくいけば、将来宮古島は太陽と風とサトウキビで島内すべてのエネルギーをまかなうことができる……うーん、エコだなぁ。

ま、そうそう簡単にはいかないと思いますけどね。やし  
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2006年07月14日

東京でヤシガニ



今日は分類上「沖縄の気になるニュース」に入っていますが、実は「東京の気になるニュース」です。
このところ東京は沖縄以上の蒸し暑さ。沖縄の青い海が恋しい……のですが、沖縄にも今台風4号が来襲中。空の便は大混乱、離島には船の欠航で缶詰になっている方も多数……

そんな気候に誘われたか、13日の夕方、東京の狛江市の路上を歩いているヤシガニが発見された。

……まあ最近はニシキヘビが散歩してたりするくらいですから、「ついにヤシガニも出たか」とあまり驚きませんが(おいっ)、驚いたのはその大きさ。「脚を広げると全長約45センチ、はさみの大きさだけでも約20センチ」、60センチのヤシガニなんて報道していたところもありますが、どっちにしろ、今どき沖縄でもそんな大きさのヤシガニに遭遇するのは難しいよ。

どうやらこのヤシガニ、近くの住人が与那国島から連れて帰ってきて飼ってたのが逃げ出したらしい。そんな大きなヤシガニ、どうやって飛行機に持ち込んだのかも相当謎だけど、ヤシガニなんか東京で飼ってる人がいるというのもかなり驚き。
……っていうか、飼っちゃってもいいものなんでしょうか。うーん。
(唯)
  
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2006年06月15日

琉球フェスティバル '06



沖縄好きなら行ったことはなくても名前くらいは聞いたことがある年に一度の音楽イベント、「琉球フェスティバル」が今年も開催されます。日頃東京ではなかなかナマで聴くことのできないいろいろな人たちの演奏が聴ける、盛りだくさんのオードブルのような催し。

どうせ行くなら一人より、仲間をさそってワイワイといったノリで行くほうが面白い。それから、10月ともなるとさすがに夜は冷え込んでくるので、それなりの支度も必要。雨なんか降った日には会場では傘はさせませんから、しっかりした雨合羽は必需品です。

普通の沖縄系ミュージシャンのライブに比べるとけっこうチケットは高いし、ひとりひとりの出番は長くないのでちょっと物足りない思いをしたりはしますが、沖縄音楽初心者には絶対おすすめ。

わたしは実は、このイベントで東京に来たみなさんがついでに(?)開催する単独ライブが楽しみだったりします(笑)。ですからこの前後のライブスケジュールには気をつけていないといけません。

日程 2006年10月8日 (日)
時間 15:15開場 / 16:00開演
会場 日比谷野外大音楽堂(雨天決行)
料金 前売¥6,800(全席指定・税込) 
出演 登川誠仁 / 前川守賢 / ディアマンテス / パーシャクラブ / 大島保克 /
神谷千尋 / 琉球チムドン楽団 / U-DOU&PLATY / 中孝介 / 大山百合香
司会 川満シェンシェー


チケットの一般発売は7月7日からですが、先行予約はもう始まっています。6月23日(金)入金締切(当日消印有効) 。詳しくは以下のサイトをどうぞ。
http://www.mandicompany.co.jp/hp2006/live/ryukyu_06/rk_06.html
(唯)
  
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2006年03月28日

「こはぐら荘」も登録文化財



大盛家住宅(NHKちゅらさんの古波蔵荘)国の登録文化財に(八重山毎日新聞2006-03-18)

先日竹富島の「なごみの塔」で紹介した国の「登録有形文化財」ですが、この周囲では他にもいくつか指定されたところがあります。離島マニアにはよく知られた竹富島の西桟橋や、黒島の伊古桟橋、それから黒島の築96年の住宅とか……

最近、あの小浜島の「ちゅらさん」で一躍有名な観光スポットとなった「こはぐら荘」もこのほど登録文化財に……といっても、もちろん登録名は「こはぐら荘」でも「ちゅらさんの家」でもなく、「大盛家住宅」です。



わたしが行った時は、ちょうど集落の十字路の角にあるこの家の、中には住人がいますからということでヒンプン(門を入ってすぐ正面にある壁)のところで記念撮影をしたものです。
角には「ここがNHKのロケ地です」という標識がありましたが、今度は「登録文化財」の標識も出るんでしょうね。

そういえば、「ちゅらさん4」の撮影も決まったそうですね。楽しみです。
「ちゅらさん4」制作へ/今秋撮影、冬に放映(八重山毎日新聞2006-03-11)  
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2006年03月19日

ウタキという名の聖地


(竹富島のウタキの拝殿)

沖縄に通っていると、必ず出会うのが「御嶽(ウタキ)」とか「拝所(ウガンジュ)」と呼ばれる特別なスポット。「神社のようなもの」という認識でほぼ間違いないのですが、本土の神社とほとんど変わらない形になっているところから、巨大な岩や変わった石組みだったり、井戸や泉だったり、巨木だったり、時には特に何かがあるというわけでもない、茂みや石垣で囲まれた場所だったりします。

ぱっと見にはどこがそうなのかわからないこともありますが、たいてい「香炉」があるので見分けられます。これは「ウコー」と呼ばれる沖縄独特の平べったいお線香を供える器で、時には香炉がなくてもウコーがお供えされた痕跡があったりします。

沖縄の離島などで外を歩き回っていて、それらしき場所にでくわしたら……
「お邪魔してすみません」と頭を下げて、とっとと退散することにしています。

本土の神社と違って、沖縄のウタキって、なにかプライベートな雰囲気が漂っているんですよね。実際、ウタキによっては、決まった日しか入ってはいけない、とか、そこのウタキを守っているノロさんとかツカサさんの許可がなければ入れないとか、男子禁制、というところもありますから、そこの住民と無用なトラブルを起こさないためにも、やたらに立ち入ってはいけないと思います。

このあたりの感覚、たぶん、知らない人に自分ちの墓石の上に土足で登られる、というのと同じくらいの感覚じゃないか、と思うのです。

最近、世界遺産になった「斎場御嶽(せーふぁうたき)」や久高島の「フボー御嶽」が荒らされる、という事件が立て続けに起こっています。
いたずら目的なのか確信犯的嫌がらせか、どちらにしても、そこの場所を長い間大切に守ってきた人々の心を傷つける行為であることは間違いありません。

「特別な場所」となると、なんとなく中をのぞいてみたい、という気持ちが湧き上がってくるのは当然ですが、そこを守ってきた人たちの気持ちも考えて、節度ある「拝観」をお願いします。
あ、それから、むやみやたらとお賽銭あげたりしないでくださいね。もともとそういう場所じゃないんですから。
(唯)
  
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2006年03月07日

シュノーケリング安全対策5原則

白保のアオサンゴ

ディレクター検定スタート/シュノーケル事故防止で新制度(八重山毎日新聞2006-03-02)

財団法人沖縄マリンレジャーセイフティービューロー(OMSB)が、今年4月1日からシュノーケリングインストラクター等制度を実施することになりました。
実施にあたって OMSBは、過去のシュノーケリング事故の事例を分析し、安全対策5原則を作成しました。その5原則とは、以下のようなものです。

1)浮力の確保(ライフジャケット、ウエットスーツの着用)
2)単独で泳がない(2人以上で海に入る)
3)自己流は危険(シュノーケリング器材の基本を習得する)
4)飲酒・体調不良時は事故のもと(飲酒してのシュノーケルは自殺行為)
5)泳ぐ場所の確認(知らない海は離岸流などが発生する場合があり危険。管理者のいる海域で泳ぐ)

沖縄の海でシュノーケリングを初体験した人は多いと思います。海はきれいだし、カラフルな魚はいっぱいいるしで、装備なしの素もぐりでは物足りなくなるし、あちこちでマスク・シュノーケル・足ヒレの「三点セット」が安く売られたり貸し出しされているので、手軽に始められる……

でもこれが思わぬ落とし穴になることがあります。シュノーケルをつけて呼吸するのって、慣れないとけっこう苦しいし、うっかり海水を吸い込んじゃったりする危険性も高い。すぐに足がつくような浅いところにいればいいのですが、背の立たない所でこれが起きると、パニック起こしておぼれちゃったりする危険性も高い。

それに、シュノーケルに夢中になっているうちに沖合いに流され、自力で戻れず力尽きておぼれることもあります。

監視の目が行き届いている海水浴場では「シュノーケル禁止」のところが多いので、勢い人の少ない海でやる人も多いのですが、これってつまり、何か起きても異常に気付いてもらえず、助けてくれる人がいない……ってことでもあります。

だから、沖縄の海では毎年のようにシュノーケルの事故が起きるし、死者も珍しくありません。わたしもけっこう危ない目にあったことがあり、以来「背の立たないところでは絶対にシュノーケルやらない」のを鉄則にしています。

シュノーケルをこれから始めるという人、かならず誰かに教えてもらうか、「シュノーケル体験教室」に入って下さい。絶対自己流でやらないでくださいね。どうしても沖縄の海の魅力にじかに触れたいというのであれば、いっそ「体験ダイビング」のほうが安全だと思います。
(唯)
  
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2006年02月12日

「なごみの塔」再び



「階段怖い」でも改修できず 国有形文化財「なごみの塔」 (琉球新報2006.2.6)
先日紹介した「なごみの塔」の続報です。

実は竹富島の人たち、こんな心配も抱えています。
先日も紹介したとおり、この塔に登る階段、とっても狭くて傾斜が急。新聞記事によると一段の幅が45cm、奥行きが16cmしかないそうです。つまり、まっすぐ登ろうとするとかかと部分はステップに乗らない。傾斜の角度は60度だそうで、みんな手すりにしがみつくように登っています。

当然「怖い」「落ちそう」と訴える観光客は後を絶たないわけです。今の所落下事故は起きていないそうですが……
なので、「集落の美観も考えて、木造で作り直しては」という声もあったようです。

確かに、この塔の階段はかなり怖いです、わたしなんか最初は途中までしか上れず、引き返しちゃったくらいです。ただ、竹富町教育委員会の「狭くて傾斜の激しい階段だからこそ、みんな慎重に上る。人間が交差するぐらい余裕のあるほうがかえって危険」という意見にも一理あります。
階段は、一度にひとりしか上り下りできない。上の展望部分だって、そう何人も同時にはいられない。だからこそ、「お互いに譲り合う精神」が最大限に発揮される場所になっているのも事実ですから。

この上からの景色を見られない人がいるのは残念な事です。でも、それを言い始めたらかなり立派な展望台を作らなければならなくなるし、確実に今の風景を変えてしまうことになります。
確かに、今ある「なごみの塔」は、ぱっと見は周りの赤瓦と石垣の町並みとは異質で、「ショボい」と言われかねない外観です。でも、先日も紹介したとおり、戦後の物の無い時代に、住民総出で作ったという、島にとっては大事な「歴史の証人」でもあるわけです。

実は「住民総出で作った」という言葉、数年前に沖縄ファンクラブ主催の石垣島・竹富島ツアーをやった時、竹富島の民俗資料館、喜宝院の上勢頭館長から聞きました。その時そう言われたのは、島の中心でもある公民館の建物。島の外からやってきたわたしたちには、相当老朽化したボロい建物にしか見えなかったのですが、説明を聞いてから改めて見直すと、当時の苦労がしのばれるような気がしたのを覚えています。

さすがに公民館としての機能をはたして行くのには限界があり、その建物は数年前に「竹富島まちなみ館」として建て替えられましたが、「なごみの塔」くらいは、残しておいてもいいんじゃないかとも思うし……

そういう意味では、今回の「登録有形文化財」指定、始めたら果てしなくなりそうな(そしてかなり揉めそうな)議論にあらかじめ決着をつけてしまった、という感じがなくもありません。
(唯)
  
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2006年01月30日

竹富島の「なごみの塔」

「なごみの塔」が国登録文化財に/竹富島(沖縄タイムス2006.1.21)

竹富島に行ったことのある人ならたぶん誰でも知っている「なごみの塔」。
行ったことがなくても、竹富島の写真というと、赤瓦の家並みを上から見下ろすアングルの写真が、なぜかいつも同じ構図になってるのに気付いた人もいると思います。

竹富島風景
(こんな写真です)

あれは竹富島で唯一、いい構図の俯瞰アングルの写真が撮影できる場所、つまり「なごみの塔」の上からとった写真なのです。
(展望台といえばもうひとつンブフル丘の上にあるのですが、残念ながら集落のはずれにあるため赤瓦の家並みがあまりよく見えない……)

それがこのほど、国の「登録有形文化財」になりました。
国宝とか、重要文化財とか、無形文化財とかいうのはよく聞くけど、この「登録有形文化財」ってなんだ?

調べてみると、「近年の国土開発,都市計画の進展,生活様式の変化等により,社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代の建造物を中心とする文化財建造物を後世に幅広く継承していくため,届出制と指導・助言・勧告を基本とする緩やかな保護措置を講じる」……なんか難しいこと書いてありますが、まぁ簡単に言えば、開発工事などでぶっ壊しちゃう前に、とりあえず残しとこうよ、という感じでしょうか(笑)。

指定文化財になってしまうと、きっちり現状保存しなければならないけれど、登録有形文化財ということであれば、「外観を大きく変えなければ内部を改装して自由に活用できる」ということです。

階段の幅も上の展望台部分もギリギリのスペースで、高所恐怖症の人にはちょっとのぼれない(わたしも二度目のトライでようやく登頂成功)、「ぜんぜんなごめない『なごみの塔』(笑)」なんて冗談の対象になる塔ですが、一見周囲の家並みとミスマッチな無骨なコンクリートの外観も、戦後の米軍統治時代に島の住民が総出で作ったという、歴史と思い入れのこもったモニュメントなんですね。

なごみの塔

(唯)
  
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2006年01月14日

桜、咲きましたよ~

喜如嘉の桜

八重岳の桜が開花 一足早く、春らんまん(琉球新報2006.1.10)

今年の冬は暖冬じゃなくて寒冬じゃないか~、と寒さに震えていたら、沖縄からもう桜便りが届きました。
沖縄の桜は本土で代表的なソメイヨシノとは違い、ピンクの濃いヒカンザクラという種類ですが、実際沖縄に行ってみるとその中にもいろいろなタイプがあるようで、ショッキングピンクに近い色合いからごく淡いピンクまで、さまざまな色が楽しめます。

ヒカンザクラは一定以下の気温になるとつぼみができはじめ、それがある程度暖かくなると開花するので、必然的にスタンバイ完了が早い寒いところから咲き始める……というわけで、本土と違って沖縄の桜前線は南下するのです。

で、今年の桜は、沖縄にもばっちり届いた寒波の影響で、例年より早いらしい。
1月9日時点で沖縄本島本部の八重岳での、てっぺんから咲き始めて上のほうは六分咲き……ということは、那覇あたりで満開になるのは今月末あたりでしょうか。

これから沖縄で花見を予定している方は、桜の開花状況に気をつけていたほうがいいと思います。
でないと、行ってみたら散っていた、ということになりかねません。ガ-ン
  
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2005年12月06日

沖縄の冬の服装

ブルッ国頭で11・8度 那覇14・7度、瞬間風速20メートル (琉球新報 2005.12.5)

このところ首都圏もかなり寒くなってきましたが、沖縄も「この冬一番の冷え込み」だそうです。こちらに比べれば暖かいとはいえ、油断するとかなり寒い思いをするはめに。
たいていどこの沖縄情報掲示板にも、沖縄旅行初心者から多く寄せられる質問は、「今度沖縄に行くんだけど、何着ていったらいいでしょう?」とか「沖縄って冬でも泳げるんですか?」というもの。

あまり何度も質問があるので、時には掲示板の参加者に「そんなことぐらいガイドブックにのってます。自分で調べなさいっ!」なんて逆ギレされていることもありますが、そりゃかわいそうでしょう。わたしだって、迷う時があるんですから。

実際、冬の沖縄って、暖かい時は先島地方なら充分泳げる日もあったりするので、気候がほんとに読めないんです。一月に行って宿では半袖Tシャツに短パン姿だったりしたこともあるので。最近は冬に出かけるときは必ず、下は長いチノパン(短パンも旅行カバンには詰めていく)、上は半袖Tシャツ、その上に長袖のシャツ、長袖のフリース、マウンテンパーカを重ね着する、という全天候対応スタイルで行くことにしています。那覇空港に着いたらその場の気候に応じて、どれかを脱いでカバンに突っ込めば適応完了。

実は服装に悩むのは沖縄だけじゃないらしい。北海道にも、そういう質問が多く寄せられるそうで、現地北海道から、ボランティアが今の服装をお答えします、というサイト「これきてドットコム」ができました。北海道民がリアルタイムにその日の服装で登場する画像もあってわかりやすい。

沖縄もこういうのって必要だと思うんですが。観光協会あたりがメインになって作ってくれませんかねぇ。

(唯)
  
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2005年11月24日

ウェブサイト「しまグルメ」

ウェブサイトでグルメ情報発信 県飲食業衛生組合(琉球新報2005/11/22)

沖縄県の県飲食業生活衛生同業組合が、加盟店舗の情報発信サイト「しまグルメ」を今月から本格稼動させたそうです。
沖縄観光コンベンションビューローが運営する沖縄観光情報サイト「真南風ネット」ともリンクした、県内最大規模のグルメ情報サイトとして注目を集めているとか。

沖縄旅行が長くなって、沖縄料理以外の料理が食べたい~というときにも役立つし、最近噂の幻の豚「アグー」が食べたい、という時は「アグー」をキーワードに検索かけると、何店か候補の店があがってくる、という使い方もできます。

まだまだ発足したばかりで、データの充実度はいまいちですが、店舗情報とグルメレポートが充実してくるとかなり役立つサイトになりそうです。

http://www.shima-gourmet.jp/
(唯)
  
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2005年11月11日

第四のハブ

タイワンハブの生息域拡大を懸念 県衛研が被害予測(琉球新報2005/10/18)

「沖縄にいるハブの種類を上げてください」といえば、ちょっとマニアな沖縄ファンなら即座に名前を言えるはず。ハブ、ヒメハブ、サキシマハブと答えたあなた、正解です。

ところが、実は今沖縄には第四のハブがいるのです。その名は「タイワンハブ」。名前のとおり台湾・中国原産で、ハブの1.2倍の毒を持ち、攻撃的で動きも速いというやっかいな代物です。

現在このハブは本部半島の付け根にある名護市を中心を広がっており、県衛生環境研究所と名護市が共同で国道58号線ぞいに拡散防止フェンスを張っているのですが、すでにフェンスの南側で捕まった例もあり、もっとフェンスの範囲をひろげて、今のうちに南下をくいとめないと、20年もすれば金武町や恩納村、大宜味村にまでひろがって、かまれる人が年間30人は出るだろうという予測……

これ、大変なことですよね。今でもかなり困難なのに、そこまでひろがっちゃったら、駆除は不可能ってことになるじゃないですか。今年の捕獲件数は9月時点ですでに51匹というんですから。

もちろんタイワンハブが海を泳いでわたってきたはずはありません。分布しているのが名護中心ということで、思い当たる方もいるはず。あのへんには「なんとかセンター」とか「なんとか園」という観光施設が多いですよね。タイワンハブも、そういうところへ観光資源として持ち込まれたものが逃げ出して野生化した、という、最近あちこちで聞くパターンです。

おまけに最近は、八重山にしかいなかったはずのサキシマハブが本島南部地域に定着してしまったり、もともとすべて人間のしわざ。やれやれ。

タイワンハブは毒性が強いので、かまれると大変なことになります。今年6月に初めて実際の被害があったそうですが、かまれた人はかなりの重症だったそうですから……
名護周辺に行かれる方は要注意ですね。
(唯)





私も黒島↑の民宿のおじさんにハブについて聞いたことがあります。

アリクリ 「この島にはハブはいるんですか?」
おじさん 「ハブはいないさー。」
アリクリ (ホッ)
おじさん 「でもサキシマハブとヒメハブはタクサンいるよー。」
アリクリ (あいー、ハブの種類を聞いたんじゃないよー!)

(アリンクリン)
  
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